ケースルクト法とは?

K.SRCT法は根管治療の治療方法です。

K.SRCT(Kubokura-Super-Root-Canal-Treatment) ケースルクト法

考え方は実にシンプル。痛みや咬めない歯は、生体が異物としての警告を発しています。その原因は根尖孔と言う歯の根の先の孔(根尖孔)の閉鎖が不完全であるからと考えています。そこをしっかりと閉鎖して生体に異物としての認定を解除してもらえば、溶けてしまった顎の中の骨も再生してくるのです。

日米の良いところを採用した治療法です

根尖孔の充填は日本で以前に発表された方法である、オピアンキャリア法を採用しています。この方法は充填に関しては非常に緊密にできるのですが、問題は、充填するために、歯の内面を相当くり抜かなければならない事でした。これをすると、歯の内面から外面への穿孔が起こる事があり、抜歯の原因を作ってしまう事。又、穿孔が行らないまでも、歯の内面が薄くなるために、根管治療が上手くいっても歯が折れると言う本末転倒な事になりました。

よって、ケースルクト法は、この内面を削る方法にアメリカ的な考えを取り入れました。それは規格化です。ここまで削れば、あとはプラガーと言う器具で押せば根尖孔がしっかりと閉鎖できると言う削る最低限の目安の数値を割り出しました。これは専用の器具を根管内に挿入し、目盛りを読む事により達成されます。

そして、ケースルクト法は、歯をピンセットで叩いて痛くなくなるのを待つ、咬んで痛くなくなるのかを待ちません。とにかく、根管内を出来るだけ洗浄し、根尖孔をしっかり閉鎖します。そうすれば、生体は自ずと、上記の症状を無くしてくれます。つまり、治るのを待つのでは無く、積極的に治しに行くのです。だから治療回数はどの様な歯でも3回以内で治療は終了します。

ケースルクト法は自費診療です

申し訳ございません。健康保険の診療報酬が余りにも低いために、この方法を全ての患者さんに行うと、歯科医院は倒産してしまいます。

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